胡蝶蘭 二度咲き

花が終わった胡蝶蘭を二度咲きさせる方法

花が終わった胡蝶蘭の二度咲き|初心者でも出来る簡単な方法

 

花持ちが良く、日持ちの長い胡蝶蘭ですが、1ヶ月〜3ヶ月程度で全ての花が落ちて「もう終わりかな」と思う人も多いみたいです。

 

しかし、寿命そのものが長い胡蝶蘭は、一度花が散ってもまた花を咲かせることが可能で、正しくお手入れしてあげれば20年、30年、もしかしたら50年もの間、花を咲かせてくれると言われています。

 

このページでは、一度花が終わった胡蝶蘭をもう一度、二度咲きさせるための具体的な方法について、初心者の方でも簡単に出来るようにまとめました。

 

お祝いやプレゼントで頂いた胡蝶蘭を長く楽しみたい人のご参考にはなるかと思います。また、胡蝶蘭を贈る機会がある人には、二度咲きさせる方法と一緒に贈ると親切なので、より一層喜んでもらえるのではないでしょうか。

 

 

目次を開くと読みたい項目から確認できます。

花が散った胡蝶蘭を二度咲きさせるための手順

花が散った胡蝶蘭を二度咲きさせるための手順

 

まず、胡蝶蘭の花が終わった後、二度咲きさせるための手順を簡単に説明します。

 

手順1、園芸バサミやカッターを用意する

手順1、園芸バサミやカッターを用意

 

花が咲き終わった胡蝶蘭は、後程節目の上からカットする必要があるので、園芸ハサミやカッターナイフなど、茎を切断できる道具が必要になります。この時、手の汚れや怪我を防ぐため、軍手など少し厚手の手袋、それに、室内で作業されるなら下に敷く新聞紙などを用意しておきましょう。

 

枯れた花が残っている場合は直ぐに取り除いて下さい。※蛇足ですが、花が咲いている最中であっても、一部の花が枯れてきた場合は直ぐに取り除くようにすると花持ちが良くなります。

 

胡蝶蘭は根元に近い方から枯れていくので、見つけた時点で早めに取り除いておくと、二度咲きまでがよりスムーズになります。

 

手順2、支柱と茎を切り離す

手順2、支柱と茎を切り離す

 

次に、胡蝶蘭は支柱で茎を支えている場合がほとんどなので、茎と支柱を切り離すことから始めると良いでしょう。紐やテープなどで固定されているので、ハサミやカッターで固定具を切り離し、支柱だけを引き抜くようにします。

 

 

手順3、節目の上を斜めにカットする

手順3、節目の上を斜めにカット

 

胡蝶蘭の茎にはいくつかのがありますが、下から4節〜6節ほど残しその上部分から斜めに切り落とします。

 

この時、節目付近が黄色くなっていたり、斜めにカットしていなかったりすると、新芽が出てこないので、黄色くなって枯れかけていないか、しっかりと斜めにカットできているかなどに注意してください。

 

6節目辺りが黄色くなっている場合は、5節目の上を斜めに切ると良いでしょう。

 

カット位置は2通りあるが?

このページでは茎の節目の上でカットする方法を選びましたが、花が残っている時に花の近くの茎を切り落とす方法もあります。

 

花の近くの茎を切り落とす方法だと、花芽が早く出るというメリットがあるのですが、間を置かずに花芽を出すことになるので、花数が少なくなり、胡蝶蘭の豪華さが損なわれるため、ある程度花が散った後の節目上をカットする方法が良いと思います。

 

 

手順4、花茎が倒れないよう支柱を立てる

手順4、花茎が倒れないよう支柱を立てる

 

正しい方法でお手入れし、株が健康な状態であれば花茎が徐々に成長して少しずつ伸びてきます。

 

花茎が倒れてしまわないように、手順2で引き抜いた支柱を立てて、再び花茎を固定してあげる必要があります。

 

この時、花茎よりも少し短めにカットし、傷つけないように気を付けて下さい、また、葉の成長を妨げないように注意して行うようにしましょう。

 

 

手順5、このタイミングで肥料をあげる

手順5、肥料

 

胡蝶蘭はあまり肥料を必要としない花ですが、日持ちを良くするため、このタイミングで肥料を与えると良いと思います。

 

ただ、与え過ぎは良くないので、使う肥料の使用法などをしっかりと確認し、適切な用法・容量を守ってあげるようにして下さい、

 

 

必要に応じて「植え替え」をしましょう

植え替え

 

胡蝶蘭は、3本立・5本立といったように、いくつかの花茎を寄せ植えして売られているケースが多いので、1株づつ分けて植え替えると育ちが良くなります。

 

特に、根腐れを起こし始めていたり、葉や花茎の状態が悪い場合は、1株づつに分けて植え替えるほうが寿命も長くなります。

 

黄色く変色した葉の切り落としや、根腐れを起こし始めた部分を取り除きながら、新しい鉢に植え替えてあげると良いでしょう。

 

 

切り取った胡蝶蘭を楽しむことも

切り取った胡蝶蘭

 

胡蝶蘭は下の花から落ちていくので、処理する時に上のほうの花が残っている場合もあると思います。

 

このような場合は、切り花として花瓶に入れて飾ったり、花の部分だけを透明のコップに浮かべても綺麗です。

 

胡蝶蘭は「蝶が舞い降りてきたような美しさ」が名前の由来となっている通り、花自体の美しさが映えるので、こういった方法で最後まで鑑賞するのも良いもんです。

 

 

まとめ

花が終わった胡蝶蘭を二度咲きさせる簡単な方法|まとめ

 

花持ちが良く、一度花が終わってもまた花を咲かせることが出来る胡蝶蘭を、二度咲きさせるための方法について、なるべく簡単にまとめたつもりですが、いかがだったでしょうか。

 

お祝い事やプレゼントなど、様々なシーンで喜ばれる胡蝶蘭ですが、しっかりとお手入れすれば、二度咲き三度咲きという感じで何十年も楽しめる長寿なお花という一面も、選ばれる理由の一つです。

 

もし、胡蝶蘭を贈るご機会をお持ちなのであれば、二度咲きさせる方法や正しいお手入れの仕方なども一緒に教えてあげれば、他の人と違いが際立ち、好印象を抱かれるのではないでしょうか。

 

また、質の良い胡蝶蘭を注文するのであれば、産地直送や直接買い付けされた胡蝶蘭がおすすめです。

 

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